風人 2016-04-04 04:41:02 |
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小説『パトレイバー THE next generation』。
冒頭とてつもなく悲惨な状況から始まる。
かつてのシリーズを経て没個性な二代目を経て現在に至る。
しかもレイバー大隊の構想が消えてしまい残ったのは埋め立て地とイングラムたちレイバー(およびキャリアや指揮車)だけという。
華やかかりし時代が過ぎ去ったという冷たい現実が現主人公たちの塩原たちの目の前にあるという。
『三丁目の夕日』の高度経済成長時代やバブル時代でさえ遠く感じる現実を突きつけるなぁ……という感じ。
『パトレイバー』自体が活躍してた90年代さえ現在の時代からいえば幻にひとしいかもしれない。
しかし押井守氏の構想なおかつそれを表現している著者山邑圭氏みごとかも……。
映画なら映像や音楽などで表現できるが小説は文章表現でそれを読者に伝えないとならない。
まさに時代からも残された埋め立て地いや特車二課第二小隊を表現しないとならない。
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