風人 2016-04-04 04:41:02 |
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ハッピーエンドな終わり方がはたして人物たちにとってしあわせな終わり方かどうかというのもある。
物語の始まりも終わらせ方も無数にある。
小説版『ゲゲゲの鬼太郎』は人間と妖怪の在り方を考えさせながらも人間と妖怪の存在が互いに近くもあり遠くにもあるという。
小説版『鬼太郎』は人間が罪を犯した間違いが人間の側にもあるきびしい現実は漫画版『鬼太郎』にも通じる。漫画版『鬼太郎』はあんがい読むと人間の側がいかに悪いことをしてその代償が命そのものだったりと内容がかなりキツかったと思う。
おそらく小説がそういう内容になってるのもむかしの『鬼太郎』らしさが忘れられているからではないでしょうか。
『三丁目の夕日』の小説などでもオムニバスではあるけどひとつひとつの内容が丁寧。若干の美化が人物たちのなかでされていてもあらためて向き合う時には現実がそこにある。
小説はフィクションではあるが人物や物語の向こう側に“現実がある”。
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