風人 2016-04-04 04:41:02 |
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『∀ガンダム』
アニメと佐藤茂版、福井晴敏版の小説それぞれを比べるとおもしろい。
福井晴敏版がある意味、戦争の悲惨さを伝える意味ではいちばん内容があるかもしれない。
地球に残ったキースはベルレーヌお嬢さんと共に逃げる描写は戦争でもっとも犠牲になるのは民間人ということ。
佐藤茂氏が書いた角川スニーカー版は後半はやや駆け足ではあるけどスニーカー版はむしろ外伝にあたる『エピソーズ』がおもしろい。物語の前後や人物たちそれぞれの視点で短編で綴られている。
グエンはどのメディアにせよ反旗を翻す愚行。なによりロランをローラとしてしか愛せない不幸。
福井晴敏版では∀はまさに悪魔でしょう。ラストに再びナノマシンによって何千年もの年月をかけて石像に戻ろうとしている描写があったから。ターンXでさえもあっさり撃破してる。
佐藤茂版の角川スニーカー版の方が読みやすさはある。福井晴敏版は物語が二転三転する。
フィル少佐の不幸な生い立ちも理解はしないではないけどただディアナに反旗を翻してもそれで癒されるものではないと思う。佐藤茂版でも彼はクーデターを起こすが三日天下で落ちてゆく。
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