風人 2016-04-04 04:41:02 |
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富野由悠長さん著の『だから僕は……』をざっと読んだ限りにはアニメ創成期に携わったというのは時代的に恵まれたのではないかと思う。
だけど手塚治虫先生の存在には当時は(あるいはいまも?)比肩しないかもしれない。
漫画の神様でありいまも続くテレビアニメをスタンダードにした偉人。
しかし富野由悠季さんなりに不器用さや性格もあり虫プロ以外でも苦労されたのはうかがえる。
『ザンボット3』以前に関わった作品のリストが少し載ってましたがいろいろな作品に携わっている。
出崎統監督の『明日のジョー』にも関わってたようだけど演出の色は合わなかったよう。
『海のトリトン』は原作とちがう形で落ち着くが『勇者ライディーン』ではスポンサーなどと折り合いがつかずまた苦労。
結果的に後半を監督した故長浜忠夫監督がブレイクするという顛末。
創映社のちの現在のサンライズのにも悪しき体制がいまも富野由悠季氏からすればあるとも書かれてあった。
『∀の癒し』でも『ガンダム』以外作らせてもらえない現状もあったし。
監督や演出家が苦労してるのが伝わる。
アニメの制作現場は追い込みで作り直したいカットがあってもすでに焼き上がったものには手を加えられないなど。
たいへん。
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