高杉 真央 2016-03-20 11:52:42 |
通報 |
まあ無駄に正義感の強い人だったもんね。
(確かに正義感の強い彼女なら彼の罪を見逃さないのかもしれないが実際殺されかけたにも関わらず既にこうして肩を並べ同じ時間を共有してる事を楽しみ許し始めている自分がいる以上、彼女も同じ様に受け入れてしまうかもしれないと思ったもののわざわざそれを口に出し彼の気が変わってはいけないと思い同調する様に頷き呟いて。隣から聞こえる彼の呟きには顔を上げ小さく首を傾げ耳を傾けていたものの思わず吹き出して。「もう、やめた。勝村さんは勝村さんだよ。カメレオンなんてそんな人私は知らない。」彼の言葉、仕草は己がよく知るお人好しで心優しい彼そのもので。そんな彼を見ていれば意地を張り続ける自分が馬鹿らしくなってきたのか口元に手を当てクスクスと笑みを零しては先程より明るくなった口調でそう述べて。)
トピック検索 |