主。 2016-03-05 16:02:01 |
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・同上
( 一期一振は、乱が泣きながら粟田口の部屋に戻って来た数十分前から兄として弟の事を落ち着かせようと、側にいて背中をさすっていて。理由は聞ける状況では無かったのでひたすら嗚咽を上げる乱の側に居たのだが、驚く事に審神者が死んだと政府からの言霊で伝えられて指示が出されれば、乱の泣き様と何か関係しているのだろうと思って弟達を連れて大広間に着き。そこには誰も居らず、一期一振達が一番乗りで。いつも先に座っている審神者は勿論居ない。未だに騒つく弟達に優しく静かに座る様に言った後、他の刀剣男士達が来るのを座って待ち。それから長谷部と蜂須賀と山姥切と言う奇妙な組み合わせに一期一振は首を傾げるが、偶々会ったのだろうと結論付け、ようやく落ち着いて来た乱の背中をさする手を止めていき。そうして、最後に伊達の三振りが席に座った所で普段は審神者が座っている場所に、政府の遣いであるこんのすけが現れればシンとした中、普段と違って威圧的な口調で【お集まり頂いた皆様は後存知かと思いますが、先ほど審神者が死亡しているのが見つかりました。我々政府は他殺と見ています。“誰が審神者を殺したか?”貴方達で犯人を見つけて下さい】と静かに告げる。その言葉を聞いた和泉守兼定が怒り心頭で立ち上がり【はぁ?何だ何だ!政府は調査をしてくれねぇのかよ!こんな小さな本丸に割く人員は無いって事か!?】と政府の対応に怒りを表している様で、隣に座っていた堀川国広が慌てて【兼さん!今は落ち着いて…!きっと政府の方にも何か考えがあるんだよ】と彼を鎮めて座らせていく。その様子を見ていたこんのすけは何も言わずにくるりと背を向ければ【では、一週間後にまた来ます。犯人…否、裏切り者を必ず見つけて下さい】と強く言った後に立ち去って行き。暫く一期一振も含めた刀剣男士達は、その場で静まり返っていて )
《〆政府は犯人探しに干渉せず》
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