アライヴァル[小説]

アライヴァル[小説]

主  2016-01-14 00:10:06 
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 6対6で行われる新スポーツ、アライヴァル。テクニカルツールと呼ばれる独自の技術を使用し、迫力ある試合展開を見せてくれるこのスポーツは多くの人間を魅了した。天成中学に通う篠宮秋も、その内の一人だった。しかし、高校生らとの練習試合で大敗を喫してから秋は少しずつアライヴァルから遠ざかっていく。高校に進学してからも秋はアライヴァルと向き合うことなく、平凡な日常へと戻りつつあった。だが、再び秋がランナーとして走る日が来ることを願う一人の少女は確かにいて──。

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  • No.2 by 主  2016-01-14 00:17:57 

[小説]プロローグ2

 アライヴァル。それはここ最近になって人気に火が付いた新スポーツ。野球と同じで攻撃と守備に別れ、攻撃時にはランナーを敵のゴールへ、守備時には敵のランナーからゴールを守るという単純明快なルールだ。
 そんなアライヴァルが人気の理由として、最新の科学の力を用いたテクニカルツールの存在がある。
 テクニカルツールとは通常ありえない人間離れした技を繰り出すことが可能で、迫力ある試合展開を見せてくれる道具だ。
 やる側も見る側も満足できる、それが人気の秘密だろう。
 そんなアライヴァルの全国大会が終わり、しばらくして。
「高校生達との友好試合?」
「おうよ。俺達優勝者と手合わせしてくれんだとよ」
「ほ、本当ですか?でも勝てるかな……」
「まー無理だろーなー」
 苺だけでなく、元気が取り柄の蓮も弱気な発言を口にする。
 用紙には回名山学園との練習試合を行うとの旨が記載されている。回名山と言えば全国大会常連校の強敵だ。俺達も高校に上がったらいずれ戦うことになる。それが少し早まっただけだ。
「何弱気になってるんだよ。まだ戦ってもいないのに負けを認めていたら勝てるものも勝てないだろ」
「つってもなぁ」
「俺は勝つつもりでいく。勿論、このチームで」
「先輩……」
 確かに相手は強敵だが、俺達だって負けてないはずだ。きっといい勝負が出来る。
「そう、ですね……。分かりました、先輩!私、勝ちます!」
「ええっ、苺ちゃんまで……!? はぁ、仕方ねぇ。俺もやってやるか」
 俺は二人に対し頷く。苺や蓮もやる気なってくれた。恐らく他のメンバーもやる気になってくれるだろう。
「打倒、回名山学園!やるぞ!」
 おー、と二人が拳を天に突き出す。この時の俺たちは、無敵だった。誰にも負けないと本気で信じていた。

──だが、現実は非常だった。

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