どろろん 2016-01-06 21:12:09 ID:102ea816a |
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第9話
色んな物を見て回る為、寿屋のある隣街に行く事にした。
「わー、面白〜い!」
「そう?」
「ね、ね、あれ何?」
「ん?あれはゲーセンだよ。色んなゲーム置いてるの」
「やってみた〜い。じゃ、あれは?」
「あれは、パチンコ屋。んー、大人専用ゲーセンかな」
「アハハ、派手〜!」
ミウは初めて見た物に楽しそうだ。
何を隠そう、実は俺も楽しかったりする。女の子とショッピングデートみたいだ。あー、地球に産まれて良かったー!
「さて、どこから攻めてく?」
「えっと、お母さん探しに何日掛かるか判らないから、まずお金がいると思うの」
「なる。江戸時代だから小判かな?古銭商行こう。江戸時代のいつ?」
「お母さんは時代劇が好きで、徳川吉宗と大岡越前観てたから元文?に行く、って」
「へー、わかった」
「あのー、すいません」
「はいはい、いらっしゃい。何かお探しで?」
「元文小判下さい」
「ぇ?!いかほど…?」
「んー、いくらにしよう…。20両ほど?」
「!!!!」
「少なかったですか?」
「あのー、お客様…」
「なんですか?」
「500万円程かかりますし、在庫が…(汗」
「明後日までにいるんです。下さい」
「!!!!!!あ、明後日までに必ず用意致しますです!!用意出来ましたら、連絡差し上げますです!!」
「んじゃ、会計しときます。はいっ、500万円」
「ぁのぁのぁの…」
「手配ついて良かったね」
「そうね。やっぱり、ヒロシさんがいると頼りになるなー」
「さ、次行こうか」
「はい」
(続く)
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