執事 2016-01-01 22:23:54 |
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――えっ? あの、快都。今日はどうしたの、本当に。
(一瞬何が起こったのか理解できずに慌てると背中に体温と鼓動を感じることにより段々と現実を理解して。背中に体温を感じるだけならまだいいのだが首元に顔を埋められ、走っていたので乱れた息遣いも至近距離で感じられるので相手が己を“お嬢様”としてしか見ていないのは十分承知だが己は愛しい相手から抱き締められると勘違いしてしまいそうになり、首元から顔が横髪へと移動して抱き締める力が更に強まると僅かに身体がぴくっと跳ね不覚にも耳許迄赤く染め上げてしまって)
こんな場所でだ、抱き締められると……自惚れて勘違いしてしまうわ。快都は私の事、主としてしか見ていないのは承知だから余計に。
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