～執事とお嬢様の日常～

（外に出て手配された車迄移動する間、雑談程度の会話をしていたのだが久しく名前で呼び何事もなく会話は続けられるが何故か一瞬だけだが眼を逸らされたような気がして珍しさと不思議な感じとなり軽く首傾げるも直ぐに車まで到着してしまい悩むことはそこで終にして。後部座席のドアが開き相手に先導されるがまま車内へ乗り込み革張りの柔らかいシートへ腰掛けてから店について説明を済ませて）
えぇ、そうね。お気に入りのあのブティックまでお願いするわ。それから…━━快都。貴方には当日、私が着るドレスを選んで欲しいの。構わないわよね？