ラノベ書いてみました。

ラノベ書いてみました。

太陽  2015-12-22 01:12:59 
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タイトルの通り、ラノベ書いてみました。
悪コメやめてください。自分の文章下手だということは自分が1番分かってるんで!あえて言われると物凄く傷つくんで!
アドバイスとか感想とかは大歓迎です^^

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  • No.3 by 北風  2015-12-24 01:49:33 

≪1話≫
東京都大田区にある、『白前高等学校』。
7年前にできた比較的新しい高校だが、偏差値が低く、また自由な校風であることから不良が多い。
俺は今日からここに通うこととなる。
都会の不良は俺の地元の不良とは一味も二味も違うだろう。この学校のトップに立つためには今までのような甘い考えは捨て、すべての喧嘩に全力で向かって行こう。そう心に決め、俺は学校の門をくぐった。



…そして入学式後。

俺は新入生19人に喧嘩を吹っかけ、……全敗した。
…………………………………………………。
都会やっべええええええええええええええええええええええええ!!!
パねえよ!怖ええよ!俺ここで生きて行ける自信ねえよおおおおおおおおおおおおおおお!!

…あまりに都会を甘くみていた。井の中の蛙っぷりにも程がある。ここに入学した事自体が間違っていたんだ。明日からこの学校で最も真面目な生徒になろう。もう学校のトップとかどうでもいい!…自分の命だけを大事にしていこう…。
俺は恐らく今までの人生一後ろ向きになりながら、満身創痍の体を引きずって家路に着こうとした。
だが、その時…
「おい」
声をかけられた。
ゆっくりと振り向くと、1人の男が立っていた。
一瞬誰かと思ったが、すぐに思い出した。
15人目に喧嘩を吹っかけた奴だ。
他の奴らは大体忘れたが、こいつは覚えている。俺を7秒で倒したのだ。俺より背は高いが大人しそうで無口な奴だった。すでに14人に負け、心も体もボロボロだった俺が「こいつになら勝てるだろう」と思い喧嘩した相手だ。…いや、喧嘩と言うにしては、あまりにも一方的だった。俺が今まで喧嘩してきた中で、最も強かったと言っても過言では無い。
そんな奴が急に話しかけてきたのだ。
…怒ってんのかな。
……俺を殺しに来たのかな。
………どうしよう。
…………謝ろう。
「さああああっせんしたあああああああ!!」
「!?」
俺は周囲の目を気にせず、盛大に男に向かって土下座した。
「すませんした!さっきは調子こいてました!命だけは!どうか命だけはああああああああ!!!」
「……………」
もう恥や外聞などどうでも良い。今は生きる事だけを考えるのだ。恐らく謝ってどうにかなる相手ではないだろう。金を渡してでも靴を舐めてでも良い。もう俺にプライドなど無い。とにかく生きよう!生きるんだ!
「………?」
てっきり蹴られたりするものだと思っていたが、男は何のアクションも起こさない。俺は不思議に思って恐る恐る顔を上げてみた。
男は困惑した様子で俺を見つめていた。
「あれ…お前確か…僕に…喧嘩売ってきた奴……だよな………?」
「は、ふわいっっ!本ッ当にすませんした!もうしないので!どうか!見逃してください!」
「く、ください…?…いや、落ち着け……。別に何もしない………」
「…………ふぇ?」
予想外の言葉に男を見上げると、すっと手を差し出してきた。掴まって立て、と言う事らしい。
「あの……何か勘違い…してるらしいが……僕は………喧嘩したいわけじゃ、ないんだ…」
「へ?じゃ、じゃあ何で声を掛けて来たんだ…来たんですか?」
「と、とりあえず…敬語を………やめて、くれ……」
男はのんびりとした口調でこう言った。
「…僕の名前は白樺 雪……ぼ、僕と……友達になって、欲しいんだ……」
            ※
 10分後、俺と白樺雪と名乗った男は、近くのファミレスで向かい合って食事をしていた。
………いや、よく食うなこいつ!
ファミレス入るなり、一言も喋らずひたすら食い続けてるぞ!せめて少しは喋れよ!ドリンクバーしか頼んでいない俺はどうすればいいんだ!
白樺雪は俺の心の叫びに一切気づかず、3品目のハンバーグ定食を食べ終え、4品目の親子丼に手を出そうとしている。
……き、気まずい…。
多分気まずさを覚えているのは俺だけなのだろうが、ただただ人が食べているだけの所を延々と見せられているというのも、最高に居心地が悪い。コーラから白樺雪へ、白樺雪からコーラへと、視線を泳がせていると、25分後、やっと白樺雪は食事を終えた。平らげたのは9品。あと1品頑張れよ!と言いたい所だが、今はそんな事を気にしている場合ではない。
白樺雪は、食べカスの付いた口元を拭うと、ゆっくりと話し始めた。
「…えっと、僕は昔から…ぼんやりしてて、その……友達が…いなかったんだ…今まで、一人も………」
一人も!?俺も友達居なかったけど、さすがにゼロではなかったぞ!?
「でも……いじめられたこと、は…無かった……なんでだろ………」
…………………。
「あ、それで…あの……今日、お前が、話しかけてきて…くれて……嬉し……かった」
話しかけたっつーか喧嘩吹っかけたんだけどね。
「ごめん、あの時は…やり…すぎた…喧嘩なんて、したの……すごく、久しぶり…だったから…………」
「ああ、いや、こっちこそゴメン!てか喧嘩売ったの俺だから!」
「気にして……無い、のか……?……よかった……で、あの……じゃあ、良かったら…と…友達に……」
………こ、断りづれーよ!
どうしよう…思ったほど悪い奴じゃ無いみたいだけどさ、ぶっちゃけこいつ怖ええーんだよ!さっきから表情全っ然変わんねえし!
「あ、あの…い、言っとくけどさ…俺、結構つまんない男よ?いいの?後悔するよ?」
「いいんだ……僕には、そうは…見えなかった……」
ううっっ
「ほ…本当にいいの?いっとくけどかなり後悔するよ?…ほら、他にもっといいやついるよ」
「…お前がいい…お前と友達に、なりたい………」
うううっっ
「い…いやっやめといたほうがいいと思うけどなああ!俺、童貞だし頭悪りいーし霊感すげえし!?」
…俺は何が悲しくてこんな事を自ら…

「幽霊見えるのか!?」

えっ?

「ぼ、僕っお、オカルトとかっだっだだだだだ大好きなんだ!!」
白樺雪は、まるで別人のように頬を紅潮させ、勢い良く椅子から立ち上がった。
「ぜっ是非!友達に!お願いだ!友達になって!!」
ドン!と、机に手をつき、目をキラキラさせながら茫然としている俺につめよってくる白樺雪。

……………断れないよなあ~~。

ああもう。

仕方ないか。

机にヒビ入ってるけど。

「……分かったよ、友達になろう」
                                                                                            
白前高等学校入学初日。
学校のトップになる事を諦め、変な友達ができた。
               ≪1話・完≫


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