…疲れた (脚が震えて使い物にならない。今まで何度かそうじをしたことはあったが、ここまで酷いのは初めてだ。ナイフを抜いて近くにあった血濡れのシーツで拭うと小瓶の蓋を閉じる。餌ではない玩具、餌よりも執事よりも可哀想な結末。死んだ後でさえ人間に刺されるとはどんなに気分が悪いか。血に濡れた指先をぼんやりと眺めながら込み上げてくる胃液を飲み下した)