…ロクなものじゃあないな (吸血鬼なんて。厨房の端にある水桶に水を汲みそこにコーヒーで汚れたシャツを放り込むと小さく呟いた。半分本音、半分嘘。そのろくでなしの御陰で生きながらえているのは紛れもない事実だ。蝋燭が唯一の光である厨房で握った果物ナイフでクランベリーに切れ目を入れた)