…。 (遠くから聞こえた声に顔を上げぼんやりと窓の向こうを見ようとした、が、そこにあったのは分厚いカーテンだった。少し迷ってから廊下へと足を踏み出す。何も無い廊下を進んでいれば何かあるのではないかと。いや、あるわけもないのだけれど。ふと壁にかかった蝋燭が1つ消えているのに気がついて火をくべた)