…ああ、それでしたら (少々お待ちください、そう言って氷我から目を逸らし真琴に微笑んだ。どうぞ、こちらへ。そう言って大きな窓の前へと自身の足を進める。この位置からなら外の様子が見えるだろう。遠くの街も、人も、何もかも)