…私は餌ではありませんよ (小さく息を吐くとノックをして部屋へと踏み入る。紅茶をお持ち致しました、それから白薔薇も。そう告げて近くのテーブルに置く。背を向けたまま、小瓶に入った血を数滴ずつ垂らした。首に巻いた包帯の向こうでは傷は塞がっても痣のように青紫の痕が残る。お食事でしたら餌をどうぞ。そう告げつつ振り向いた)