>>イーゴ お願いするわ。紅茶も珈琲も甘いのが好きなの。 (広間に置かれたソファの傍で立ち止まれば、厨房に向かう相手の背にそう答える。同じことを昔家で口にした時には、そんなことをしては紅茶も珈琲も香りやそのものの味が失われて勿体ないだのなんだの言われたが、やはり好きなものは仕方が無い。我ながらまだまだお子様舌であると感じ)