イーゴ離れろ‼︎ (イーゴの手が触れてすぐにそう怒鳴って。イーゴと呼ぶのは実に何年ぶりだろうか、そんな呑気な事を考えているもう一人の自分に呆れて。ハッと我に返ったかのように「…ごめん、イーちゃん」と言うと次の瞬間には元の笑顔になって「片付けは俺がやるから、イーちゃん白薔薇摘んできてくれない?」と彼女を遠ざけるような言葉を口にして)