砂糖やミルクはお使いになられますか? (広間の端にある厨房へと繋がる扉に向かって歩きながら問いかける。ここに拾われた時は本当にこんな暗闇で生活ができるものかと思っていたが、慣れてしまえばなんてことはない。住人が誰も姿を見せないこの広間に漂う人間の香りに不思議な気分だった)