…嫌いです (そう言って首筋を押さえると、そう呟いて立ち上がる。それと、このような場所に来られては困ります。そう告げて、背を向けると背伸びをして棚から救急箱を取り出すと中から包帯を取り出した。大袈裟に見えるかもしれないが血の匂いを撒き散らすよりはマシだろう。それでも、一瞬でもその欲が、チラついた独占欲が、私の為のものだったらどんなに良いだろうと思ったのは人間のずるさだ)