イーゴ 2015-11-27 01:45:08 ID:16fa57fe9 |
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…私は
(貴方様のものではありません。そう言おうとした言葉は拭われた涙とそれが擦り込まれた痛みで小さな悲鳴となって消えた。傷が開く痛みでまた涙が滲む。それでも唇を強く噛んで耐えながら目の前の肩を押した。隠せない痕、執事として変えられない立場、それを解っていても悔しさが滲む。睨みつけるように顔を上げた先、目の色が徐々に変化しつつあるリライトを見て、小さく息を飲んで身体が震えた。優しい声をかけてくれた彼と違う人に見えたのは何故なのか)
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