>イーゴ …頑張り屋さんのイーちゃん。 (イーゴが寄りかかっている壁からズルリ…と手が飛び出し、つぎには足が、頭が、そして全身が壁を通り抜けて。目を閉じている彼女には分からないほど己の気配を極限まで消し音も立てず彼女の背丈までしゃがむと、上記を聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いて。彼女が目を開いても見えないように彼女の目元に掌を添え、グッと近づくと前髪に口づけを落として)