な、えっ……―そ、そうか? それなら良かったんだが! (相手の手のひらの温かさにこの上ない安心感を覚えると同時に、鼓動が早まればじわりと頬を染め上げ、明らかに動揺した様子で手を解いてしまい。意識とは関係なくどうしようもなく熱くなった顔を方手の甲で隠せば、くるりと相手に背を向け「ここの並木道は長いな! もう少し歩こう!」と歩き出してしまい)