…話、合わせてくれてありがとう。 (手を引かれるがままにその場を離れて歩きながら先程の礼を述べるも、内心上手く切り抜けられたことに安堵しており、また相手自ら二人きりで居ることを選んでくれたという事実に対する喜びがこみ上げてきて。桜並木の下まで来たところでゆっくりと歩みを止めれば、少し眉尻を下げて「なんかごめんね、ゆっくり座って見れなくて」と謝りつつ相手を見上げ。)