千秋。千秋くん……守沢さん。 (部屋に入った途端たまらなくなり繋いでいた手を解いて正面から相手を抱き締めると、思い出の数々を振り返りつつ懐かしい呼び方で呼んで。限りあるものと知りますます相手と過ごす一分一秒がいとおしく大切に感じられれば、肩口に埋めていた顔を上げて相手を見上げながら「ね、甘やかして」と眉を下げて笑みを浮かべ。)