―清光…? (手のひらを合わせて食後の挨拶を済ませたちょうどその時、不意に相手が立ち上がり廊下へと出ていく様子を見れば思わず不思議そうに首を傾げつつ声をかけて。しかし、寸での差で間に合わなかったのかその声が届くことはなく、手洗いにでも立ったのだろうかなどと呑気に考えついては、その時点ではさほど気にすることはなく片付けを始めて)