加州清光 2015-11-15 21:35:33 |
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あ、でも悪い思い出じゃないし、そもそも長々語るほど過去なんてないんだよなー。
俺、生まれは超貧乏だし扱いにくいし…でもそんな俺をちゃんと使いこなしてくれた人がいて。
(相手の優しさと覚悟が十分すぎるほどに伝わってきて、ほっとするような温かい安堵感に包まれ穏やかな表情で頷くと、普段通りの軽い口調で話し出し。人を嫌いになりきれなかった理由でもある持ち主の話に差し掛かると、自分でも整理できていない心のうちを悟られないよう背を向けて。野菜を切りながら「体弱いのに無茶ばっかする困った人だった。そのせいで、やっぱり早くに亡くなったみたい」と続けるも、最期まで傍にいられなかったこともあり人づてに聞いたような曖昧な言い回しになってしまい。)
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