ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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しばらく町の中を散策して歩いたのちに、モリトはふと、自分が所属していたギルドの事を思い出した。
『そう言えばこの辺って、俺のギルドが経営してた店があったよな。
店はあるのか?
もしかしたら誰か知り合いが居るかもしれない。
確か、そこの角を曲がった所にあったはず・・・・。』
路地の角を曲がると、看板が見えた。
「あった!ここは俺が所属してたギルドが経営してたとこなんだ」
「《黒猫屋》? 黒猫を売ってる店?」
「違う違うw ギルマスの飼ってた猫が黒猫ってだけで、猫を売ってるわけじゃないよw」
「じゃあ、何の店なの?」
「鍛冶屋みたいなもんかな。客から注文を受けてから作ってたんだ。材料は俺達が調達してきて、鍛冶屋スキルのあるやつがそれを錬金して作るんだ」
そう説明し終わると、2人は店のドアを開けて中に入ってみた。
店番をしている者に見覚えが無い。しかし、店の中は変わった様子もなく、昨日までの黒猫屋と何ら変わりはなかった。
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