ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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「何ジロジロ見てるの?」
「別に…、たださ、その服、似合ってるなって思って…。」
いきなり着ている服の事を褒められたユーリは、思わず照れてしまい
「やだ、モリトってば! いきなり何言い出すのよ。 照れるじゃない…////」
高揚した顔を隠すかのように、ユーリはモリトと反対方向を向き、露天に陳列されている小物の所まで小走りで駆け寄ると、「これ、可愛い~」と、わざとらしくテンション高めに言うのであった。
「・・・・・・・・・・、それって可愛いか?」
ユーリが手にして「可愛い」といった物は、「家内安全」と書かれたお守りだった。どこからどう見ても、「可愛い」の要素が分からない。
「いいのよ!私が可愛いって言うんだから可愛いの・・・・!」
モリトは、「はいはい。」と、少し呆れたような、困った様な返事をし、ユーリのその姿こそが「可愛い」と感じていたのであった。
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