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No.3
by ハナミズキ 2015-10-30 17:15:48
「ここは相変わらず平和だな・・・・。あっ、そうでもないか、町を一歩出れば魔物が沢山居たんだっけか・・・」
町の城壁の上に立ち、何処までも広がる草原を、心地よい風に撫でられながらモリトは眺めていた。
しばらくして町の中に戻ると、モリトと同じ考えでここに来ている人達がチラホラと見受けられた。
友人たちが来ているのか気になったモリトは、友人リストを開いてINを確認してみると、1人だけ居た。ユーリと言うハンドルネームの女の子で、つい3週間前に四天王の加護を受け、その器を授かった女の子だった。