ショコラ 2015-10-06 16:09:50 |
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その姿は、獣が檻に入れられ縄で縛られているようだ。
ドラゴンは身動きが出来ないでいた。
しかし、唯一動かせる尾を上下左右に激しく振り、誰も近づかせないようにしていた。
「ドラゴンの動きは止めたは。これなら何とかできるでしょ?皆で力を合わせて倒しなさい。私は他の場所を見てくるから」
そう言ってその場を去ろうとした時、シルビーは後ろを振り返りベルに言った。
「そうそう。言い忘れてたけどその魔法、10分しかもたないから。10分以内に倒すのよ。いいわね」
そう言い終わるか終わらないかのうちにシルビーの姿は消えてしまい、文句を言いたくても言えなかった。
『やるしかないのかよ!?』半ば諦め気味のベルであったのだ。
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