砂川 翔太 2015-09-06 21:29:44 |
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>翔太サン
──…ん。…ッぶね…寝かけてた…。はいはーい、…と。
(引越し初日を理由に休みをとったのだが、張本人は片付けもせず今にも眠りにつきそうな所で。ソファやテレビ、テーブル、ベッドなどといった大きな家具は既に配置済みだがその他細かい物は手付かずでおり、意識は朦朧と手放しそうになったが瞬間的にインターホンが部屋中に鳴り響き目覚め。眠気の所為で重たく感じる上体をむくりと起こせば画面に映る人物を確認しようと間延びした良い方で扉の前に立つ者に声を届け。「なんつー顔してんだよ、この人は…」画面に映っていたのは紛れもなく先程別れた管理人であり、一目見た瞬間ドキリと鼓動が高鳴るもそれ以上に何処か不安そうな表情が気にかかっては、どのように接したら適切なのかを数秒考え。冷静を装い鏡の前で軽く身なりを整え、相手に変な気を遣わせないように変わらぬ笑顔で迎えようと扉を開き)
>壱貴
ん?何か言ったか、壱貴。
(相手がポツリと呟いた言葉は聴き取れた上で態と口角を上げながら知らない振りをし問い掛けてみて。此方が仕掛けた悪戯に困惑する様子も抵抗する様子も見受けられない彼の反応には、動じない奴もいるのかと己の方が驚いてしまい。それがまた新鮮なもので、ふはっと我慢出来ず緊張感を吹き飛ばすような笑みを零せば「可愛いな、お前」と双眸細めながら頬をひと撫でした後一定距離に戻り。「意地悪してごめんな?」なんて相手の初々しさから罪悪感を感じ謝るも緩みっぱなしの表情からは反省の色見えず。「少しでもお前と一緒に居たいし、夕飯くらいなんて事ねぇよ」控えめに言葉を返す彼に微笑みかけながら素直な気持ちを口にすれば早速要望通りハンバーグを作る材料を探そうと。「ああ、楽しみにしてる」既に彼の手料理が食べれる日を待ち遠しく思い嬉しそうに頷いてみせれば、言われた通り足を進め買い物に集中して)
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