YUKI 2015-09-05 09:08:35 |
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☆ 第五章 やんちゃな子猫のお名前は ☆
翌日はたまたま休日だったため、葉月は自分のマンションから当分必要になりそうな荷物一式を水凪家へ運んだ。
マンションから戻ると水凪は子猫と楽しそうに縁側で遊んでいた。
葉月はとりあえずと、寝室として借りた一室に荷物を運び、水凪の居る仕事部屋へ向かい歩いた。
「ただ今戻りました」と葉月が水凪の顔を見つめ、少し微笑みながら言って隣に座る。
その様子を見ながら「お帰りなさい、菖蒲君。見てください、可愛いでしょう?」と嬉しそうに、じゃれる子猫を見せながら水凪は言った。
そんな光景を見ながら、隣に座った葉月は「ところで、水連先生。子猫の名前は考えてあげましたか?」と言い、水凪と子猫を見つめた。
「うーん、実はまだ決めていないんですよ。どんな名前がいいですかね?」と水凪は子猫を膝に抱き、困ったような顔をして葉月に提案を求めた。
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