YUKI 2015-09-05 09:08:35 |
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子猫の診察をしてくれた、優しげな年配の医者は「ふむ、弱々しいが、おそらく原因は寒さと空腹でしょう。血液検査もしますので待合室で少しお待ちください。看護婦に飼い方の説明もさせますので、分からないことは何でも聞いてください。あと、ワクチン接種もしておきますね」と医者は心配そうな顔をしていた葉月と水凪に優しく答えてくれた。
医者の言葉に安心した水凪は「あぁ、よかった。新しい家族に何かあったらと思うと、さすがに僕も不安でした」と安堵の声をあげ、待合室に向かった。
この様子ではもう、飼うことは決まってしまっているらしい。
まぁ、俺自身もまめに様子を見に行けば、とりあえずはまともに世話が出来るだろうと、葉月は看護婦から子猫の飼い方の話を細かく聞いた。
話を聞いた感じでは、しばらくは手間がかかるようなので、葉月はしばらくの間、水凪家に厄介になることを決めた。
水凪だけでは子猫の世話が出来るか不安だし、体調に問題がないとはいえ、子猫は手間がかかる。
診察代や、薬代、検査費、とりあえずの子猫の餌やグッズ代を支払い、子猫を連れ葉月と水凪は病院を出て、水凪家へ帰った。
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