YUKI 2015-09-05 09:08:35 |
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「出かけるのは結構ですが、どちらまで出かける気ですか?」と葉月は水凪の顔を見て、訪ねた。
すると水凪は「とりあえず、お昼ご飯でも食べに行きましょうか。菖蒲君は何か食べたいものありませんか?」と、嬉しそうに葉月を見つめ、いそいそと玄関の鍵を閉めた。
その言葉に葉月は「お昼ご飯ですか?特に好き嫌いはありませんよ」とさらりと答える。
「そうですか。でも、菖蒲君は若いから、和食より洋食の方が良いですよね」と水凪は少し考えたように自分の顎に人差し指を添えて、しかしすぐに答えがまとまったらしく嬉しそうに笑いながら言った。
そして「とりあえず、僕の行き付けの喫茶店でも行きましょうか?あそこは食事も、コーヒーも美味しくて、なかなか穴場なんですよ」と嬉しそうに葉月の前を歩きながら、笑いながら話した。
こんなことで喜んでくれるなら、少しぐらいのお願いなら締め切りを守ってくれるなら聞いてあげても良いかもしれない、なんて事を思いながら葉月は水凪の後をついて歩いた。
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