ゆうじろう 2015-08-27 16:31:50 |
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武勇伝かどうかわからないけど、小学生の時の話し。
小学校に入ってひと月で、親の都合で転校し、更に一年後の小学校二年生の時にまた転校。
この時転入したクラスが最悪で、教壇に立たされ自己紹介をした時、一番前の席に座ってた男子から衝撃の一言を貰う。
「ぶす」
隣に立ってた女の先生にも聞こえてたはずなのに、私が先生の方を見たら何事も無かったかのように平然としてた。
小学二年生。若干八歳。この時悟った。「先生は信用できん」と。
そして、初っ端から「ぶす」呼ばわりされ、先生もそれを咎めなかった転校生(私)は、クラスのイジメのターゲットとなる。
「ぶす」「汚い」「ばい菌」などと呼ばれ、私に近寄ろうともしなければ、私の触った物は汚物扱いされた。
当時の私は何をされても言い返さなかった。内弁慶だったのである。
それに味を占めたクラスメイトはとにかく私に嫌がらせをしてきた。
消しゴム貸して→返してくれない
絵の具の水入れ貸して→自分のだと言い張り返してくれない
オタマジャクシを持って来て私に押し付ける→いらない・世話できない・断ったのにもかかわらず机の中に入れられた。
掃除の時私の机だけ運ばない 等 色々あった。
イジメの主犯者はクラスのボス的存在の女子だった。
クラスの中では背が一番大きく力も強い、暴力的な女子だった。
誰もその女子に反抗が出来ないでいた。
私は、何をされても泣かなかった。それが面白くなかったのだろう。
そのうちクラス全員で「無視」が始まった。話しかけても返事をしない。
私と話せば自分がいじめられるからみんな「無視」を決め込んでいた。
それでも私は気にしなかった。1人が寂しいとか思わなかったからだ。逆に何かを貸せとか話しかけてこないのでラッキー!位にしか思っていなかったのである。
そんなある日の事。理科の実験があった。
班ごとに分かれ実験をするのだが、私とボス女子が同じ班だったのである。
実験道具は班の人数分が無く、順番にその道具で実験をするというスタイルだった。
まず、先生の説明があり、その説明を聞き終わってからの実験となる。
先生は、「実験始め」というまで道具に触ってはいけないと言った。
でもそこは小学生だ。触るなと言われれば触りたくなる。
先生の説明を聞きながらも隙を見て触ろうとする。当然私も好奇心からその実験道具に手を伸ばした。
すると、ボス女子が私の手を払いのけて道具を触りだした。「先生が触っちゃダメって言ったでしょ!」と言うが、ボス女子は道具を触りまくりながら言うので説得力0。
その時タイミングよく先生が「そのまま動くな!今道具を触ってる奴は立て!」と言った。
他の班で道具に触ってた子達がパラパラと立ちだした。
ボス女子は立たないでしらばっくれている。
私は思わず言ってしまった「Aさん(ボス女子)触ってたでしょ。立たないの?」と。
ボス女子はいきなり怒り出し、「先生~、私さんが触ってました~」と言いやがった!
私は触ってないと言ったが信じて貰えず先生に怒られた。
正直に立たなかった罰だとげんこつも貰った。この時初めて悔し涙が溢れた。
同じ班の人は見ていたくせに、触っていたのは私ではなくボス女子だと言ってもくれず、イライラと悔しさが頂点に立とうとしていた。
その日の帰りの会の時、先生がなかなか来なくてみんな騒いでいた。調子に乗って騒いでるボス女子を見てると段々腹が立ってきた。で、実験の時の事を言ってみた。
「触ってたのAさんだよね?私じゃないよね?」
するとボス女子は「私は触ってない。触ったのはおまえだ」と、またしても言いやがった。
この時何かが切れる音がした「プチン」
それと同時にボス女子を思いっきり往復ビンタしてた(笑)
いきなり殴られ泣くボス女子。しかし慰める人は誰もいない。
再度タイミングよく先生来場。
何故ボス女子が泣いてるのか理由を聞くが、ボス女子は答えられない。(自分が悪いのが解ってるから)
周りの人にも何があったのか、何故泣いてるのか聞いたが、誰も答えない。「知らない」「分からない」しか言わない。
この時はじめて、このボス女子がクラス全員から嫌われていたことが判明した。そして次の日からボス女子はとても大人しくなった。
終わり。
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