夜神氷河 2015-07-26 11:52:41 |
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【第一話】
[名も無き竜よ、俺はお前の名を知っている。]
<午前9時>
(夜神氷河は敵対組織であるドグマを追っていた。幸運にもドグマ組織の一員と名乗る男と接触に成功したが、突如その男に不意討ちを受けしまう。間一髪、男からの追撃を回避した夜神は自身の愛車でもある=白のZFX400=に股がるとアクセルを踏み込み、その場を離れた。かなりの出血で意識が朦朧とする中、夜神はとある公園にバイク駐車させると、その場に崩れ落ちる。『あぁ、俺はこのまま死ぬかもしれないな』空を見上げながら家族の顔を思い出すと、自らの命がもう少しで尽きようとしていることを察すると家族への恩返しが何も出来なかったと悔やむ。体を起こし、近くのベンチに背をつけると死ぬ前にとタバコを取り出し火をつける。『体・・・冷たくなってきたな・・・』みるみるうちに冷える体の異常を感じると、次の瞬間に脳内に声が聞こえた。{汝、我の名前を言え。そして念じよ さすれば力あたえられん}
そして突然目の前に現れた蒼き竜。その身体はまるで宝石のように、輝いていた。しかし夜神はその竜を以前から知っている、知っていた感覚に陥ると頭の中に、ある名前が浮かび上がる。
『名も無き竜よ、俺はお前の名を知っている。』口元から落ちたタバコは一瞬にして凍り、夜神の体から滴る血液は固まり、みるみるうちに体の傷も塞がる。
『名も無き竜よ、お前の名は・・・・・・』
【to be continued】
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