夜神氷河 2015-07-26 11:52:41 |
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--------あの赤い夕日は、母が死んだあの日と同じ色…
(幾つもの擦り切れた指先で必死に鬱蒼と生い茂る木々を掻き分けた先に、一寸たりとも揺るぐことのない美しいオレンジ色の光が差し込み。前髪の左側から真紅色に染まり毛先にはエメラルドブルーに輝くレインボーの髪が夏風によって舞い上がり、空中での遊戯を楽しんでいる。瞳の端に涙を浮かべ脳裏に浮かび上がるシルエット、厚い髭に厚い胸板、剛腕でハゲ、そう母の姿。未だかつてない頂を目の前にして忘れかけていた記憶が駆け巡り鼓動を早くさせ薄っすらと唇を開く)僕ドラゴン…
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