青葉 2015-07-20 22:59:14 |
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誰からか忘れてしまったけど、かなり前にこんな話を聞いた。
小学校低学年の時、夏休みが終わる8月31日に家の近くの神社の公園で一人で遊んでいると同じクラスのA君がやって来た。いつの間に?と言うくらい音もなく来た。
そんなに仲良くなかったけど二人で遊ぶことにして、かくれんぼをすることにした。
A君が鬼で自分は遊具の裏に隠れた。
隠れたが待ってもA君の「もう~いいかい~」の声がない。しばらく待ってもない。人の気配もない。
おかしいと思って隠れていた場所を出てA君を探すがいない。神社の何処にもいない。
自分に何も言わずに帰ってしまったのだと思い腹が立った。
夏休みが終わり、次の日に学校に行くとA君は休みだった。先生の話しでは、A君は8月30日に虫垂炎になり病院に行き、そのまましばらく入院することになったそう。
神社の公園でA君に会ったのは8月31日。後でA君に聞いたところ8月31日は虫垂炎の手術をした日とのことだった。つまり病院を抜け出して神社に来ることなど不可能。
あの日見たA君はいったい何だったのだろうか。
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