あ、いえ、迷子ではなくてただ、ちょっと寄ってみただけです。…私は小野塚、といいます (いきなり声をかけられて驚いたがすぐさま返して、おずおずと近づいた。その間に風が吹いたので、栗色の長いポニーテールが揺れて)