臆病な自分と冷たい相手

(やはり相手はどこか前の主人に似ているなと思いながら前の主人を思い浮かべて)

(/私情で今日明日とレス返せません！
普段から遅れ気味ですが、改めてごめんなさいっ)

(わかりました。いえいえ大丈夫ですよ(^^))

(/何だかんだで遅くなってしまいました、ごめんなさい！)

……どうした？
(相手の様子に首傾げて、ふと思いつき「あぁ、紙とペンが欲しいのか？」と尋ね、)

(相手の言葉に首を横に振り前の主人もこんなに優しかったらと考えていて)


(大丈夫ですよ(^-^))

…？ だったら何だ？
(今更ながらに声の出ない相手と接するのは不便で、それでも苛立ちもしていない自分に内心軽く驚きながら尋ね、)

(これを言ったら相手が怒ってしまうような気がするためなにもないと言うように大きく首を横に振り)

何でもないのか？
……だったら、夕食にしよう。そろそろできている頃だ。
(相手の様子に不自然さを感じるが敢えて何も言わず、気分もだいぶ良くなって空腹感を覚え提案し、)

(相手の言葉に驚き主人と一緒にご飯を食べていいのかと頭の中で考えて)

……やっぱり不便だな。
ちょっと待っていろ。
(相手が何を考えているのかいまいちわからず、歯がゆく思いながら自室に入り、メモ帳とペンを持ってきて、「声が出ない間は使っていろ」と差し出し、)

(ありがとうございます。ペンを受け取ってはニコッと微笑みながらお礼を書いて)

で、何を考えていた？
(相手が何か考えていたようだった為気になり、腕組んでドア枠に凭れかかれば尋ね、)

(相手の言葉に「一緒にご飯食べても良いのですか？」と書いては相手を見て首を傾げて)

(/またしても間が空いてしまい申し訳ありません)

まぁ…普通はだめだろうが、俺は別に構わない。
１人で食う方が味気ないしな。
(相手の問いに少し考えて答えてから、首傾げた相手がなぜか可愛らしく見えて咄嗟に目逸らし、)

｢なら一緒に食べたいです｣(目を逸らされてはキョトンとするもののニコッと微笑み書いて見せて)

そ、そうか……なら、一緒に食べよう。
(相手が何か書いた事を察すれば、仕方なく視線向けるも、やはり微笑んだ相手が可愛くて、自分の感情の変化に戸惑い、)

(相手と一緒に食べれると思うと嬉しく感じて益々笑顔になり)

っ！ ……これくらいで、そう嬉しそうにするな……。
(相手の笑顔にやはり直視できず目逸らせば、そのまま食堂に向かい、なぜか速い鼓動に首傾げ、)

(嬉しそうにするなと言われてはｼｭﾝとしつつ相手の後をついていき)

あ…そうだ。
食事の時に少し話があるんだが、構わないか？
(相手の様子には気づかず前見たまま尋ね、相手の返答見る為にちらっと確認し、しゅんとした相手見れば少し罪悪感に駆られるも何も言えず、)

(/そろそろ落ちます
おやすみなさい！)