＿＿泣き虫な二人｡【bl/募集】

きれいごとで何かが片付く状況じゃないんだよ…(一歩後ずさればサンダルの底と床が摩擦する音がする。彼は真っ直ぐで正しい人だ、本心でそう言っているのも解る。彼がファントムに乗るのは整備士である自分の責任でもある。だけど。どんなに綿密なメンテやテストを繰り返しても本質的な危険さは取り除けないのが現状で、それに戦場へ出ればグラディエーターの技量だけではどうにもならない状況だって起こり得る。彼の言葉は嬉しいはずなのに、やはりそれで納得することは出来ないし、素直に喜ぶことが出来ない状況が悲しい。こういう言い争いが増えるたび自分だけ汚い感情でいっぱいになっていって彼に対する純粋な心ごと置いてきぼりにされた気分になるのだ。ぐっと顔を歪め俯いては首に下げたゴーグルを手先で弄び)

(/ありがとうございます！これからよろしくお願いいたします。
設定を勘違いしていたり、噛み合わない箇所があれば仰って下さい。あ、双葉の職業なんですが、整備士にしちゃってるんですが良かったですかね…？)