よわむし 2015-04-07 18:11:54 |
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( ◆:新開 隼人 )
サンキュ。…今日は調子が良かったし、寿一や靖友…部活仲間と顔を合わせるとどうも熱くなっちまうんだ。多分そのせいかな。
( 触れただけで蕩けてしまいそうな笑顔に釣られて笑みを浮かべると紫鳶色の髪から手を離し、親指と食指立て相手へと向けつつ仲間とも呼べる部員達の顔を思い浮かべては闘争心を煽られるレースの感覚とはまた違う、使命感や向上心を掻き立てられる人物と毎日の様に顔を合わせている事実を再度実感すれば感慨深く顎を一撫でし。直線鬼さん、なんて可愛らしい女子から似つかわしくない言葉が口からぎこちなく紡ぎ出されると思わずくすりと息を漏らしてしまい、態とらしく舌を舐めずれば「こんな時間に鬼なんかと一緒に居て良いのかい?危ないぜ?がおーっ、ってな」大袈裟な動作で彼女に飛び掛かり、寸前擦れ擦れの所ででぴたり動きを止めては冗談っぽく手の平を見せひらひらと舞わせ。)
( ◇:四月一日 文月 )
心外ね。貴方の髪がこんなに美色じゃなくても、私は見つけられるわ。…そうかしら?こんなに美しくて知的な女性が居たら自ずと目に付くと思うけれど。
( 今迄美しいと眺めて来た玉虫色をこんな色、と零されてしまうと己としては納得する訳には行かず頬杖付いていた腕を向かいの相手の髪へと伸ばし優しく指を通せば、黒子の位置、瞳の色、通った鼻筋、悩まし気な眉を順に視線で追う様に焼き付けては自信満々と言った表情で見つけられるなんて言い張り。最もな発言をされるものの、相変わらず素直に首を縦に降るという事はせず唯々自画自賛して見せると、何やら腑に落ちなさそうな物言いを耳にし昔もこうやして彼を困らせたと懐かしく笑えば「会いたいと望んだ人に会えた、そう言いたかったの」自分なりの運命の意味を直訳し。)
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