◇ 2015-04-07 15:10:11 |
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(彼の腰部に跨って馬乗りになり、腕を顔の傍に着いて端整なかんばせに柔らかく口付けを落としてゆく。隻目を隠す長い前髪を指に絡めとるよう掬い、側頭へと梳き流す。鼻梁、鼻頭、伏せられた薄い瞼。不機嫌そうに皺を寄せる眉間にも唇を押し当てて小さくリップ音を鳴らし。長い睫を震わせてゆっくりと開いた瞳は何度も瞬き睡魔と闘う。未だ微睡の中にいるらしい、普段よりずっとあどけない微笑に口元を緩めて。逞しく引き締まった胸元に額を擦りつけると「…はかぜ、せんぱい」己の名をたどたどしく紡ぐ低音は、甘えるような響きを帯びて鼓膜を擽る。それが堪らなく愛おしくなり、面を上げて顎の先に口付け。蜂蜜を彷彿とさせる瞳は至近距離であまく蕩け、背に回された両腕は寝惚けている故か加減のあまい手が此方の服を握って皺を作る。離さないとばかりに腕に力がこもったのを感じ、眦を下げつつその偉丈夫に体重を委ねて再び胸部に顔を埋めた)
( 短いけど甘く甘く甘く。 )
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