赤ジャージの少年と赤いマフラーの少女【アヤノ募集】

っ…！アヤノ……っ。
(不意に感じた柔い感触に頬を朱色に染めるも、負けじと相手の頭を手で寄せゆっくりとその唇に自身の唇を触れさせて)

へ？しんた…んぅっ…!?
(顔を手で寄せらて何かと思えばゆっくりとキスをされてはだんだんと頬が赤くなるのがわかれば目をｸﾞｯと閉じて)

アヤ、…ノ…っ！
(触れ合う唇に何とも言えぬ快感を得て、ゆっくりと相手の口内に舌を這わせれると水音を立てながら唾液や舌を絡ませていき)

んぁっ…し…たろっ…
(唇の隙間から舌が入ってこれば自身の舌と絡まされ甘い声を出せば水音に耳を赤くさせて)

っ…はぁ……。
(絡まった舌を歯茎へ舌の裏に這わせ終わると相手の口端から零れる唾液を舌で救いつつ口を離して「はぁ……はぁ…」と荒い息を整えて)

っはぁっ…はぁっ…
(顔を真っ赤にさせては「しっ…たろ…」と涙目で相手を見てはむぅっと頬を膨らまして)

あ、れ…？アヤノ何か怒ってる…？
(流石にいきなりキスはマズかったか。と今更ながら思いつつ気まずそうに宙を視線をずらし)

ひ…人前だよっ…!?
(「もっと周りをみてやってよ！…ばか」というと相手の胸元に顔を埋める形で抱き締めて)

人前……？…っ！！！…あ…！っ！！
(完全に人前だという事を忘れており、自分の行為に今更ながら照れ恥ずかしくなってしまい「そ、そういうアヤノも中々積極的だな？」と密着し抱き着く相手に悪戯気にそう告げるとゆっくりと抱きしめ返して)

ちっ…ちがっ!?
(「あれはシンタローが絡ませるからっ」と必死に言えば意地悪そうに言う相手を見上げて)

その、なんだ。中々よかったぜ。
(胸に収まる相手の頭に手を乗せるとゆっくりと撫でて「髪…やわらかいな」と半ば無意識に呟き)

恥ずかしいこと言わないでっ
(と言えば頭を撫でられ驚くが髪が柔らかいと言われ「そうかな…？へへっ」と照れ笑いして)

ははっ…、悪いな。
(「まあ、他の女子の触ったことないからわからねぇけど…」と加えると手櫛で髪を梳いていき)

一言余計。
(と言えば「あ、せっかくだから括って見る？」とゴム渡しては述べにへっと笑ってみて)

お、じゃあ…やってみるか。
(相手からゴムを受けとると「い、意外と難しいな…」と苦戦しつつも何とかポニーテールにすることができて)

そうかな…？ふふっありがと
(と笑えば鏡で見て「シンタローって以外に器用なんだ？」と言えば嬉しそうに立ち上がって相手の前でどうだという様にくるくると回って)

ふむ…似合ってるな。
(「まあな」と言葉は短いが何処となく誇らしげに胸を張っていて)

今日はこのまま帰ろーっと
(と言えば照れたように髪を触って)

じゃ、そろそろ帰るか。
(すたっとベンチから立ち上がると手に鞄を持ち「いこうぜ、アヤノ」と一言声を掛けて)

うん、わかった。
(というと自分も鞄を持っては相手に駆け寄り「今日のご飯何にしよっかなー」と嬉しそうにして)