軍人系女子にゾッコン[非募]

…お、おう。俺も今来たところだし大丈夫だけど…何か見違えたな。(いつもとは違った格好で慌てて来る相手に苦笑しながらお決まりの台詞を告げれば、髪を下ろして女の子らしい服を着ている相手にいつもとは違う感覚を覚えて、「……似合ってるな」と照れ臭そうに褒めて)

そ、そうか！よかったぁ…(相手が気を遣って『今来たところ』と言っていたのには全く気付かず待たせていたらどうしようという心配は無くなり安堵して息を吐き。相手の『似合ってる』の言葉には顔を真っ赤にし「お、おかしくないか…！？」といつもと雰囲気が違う自分に自信がなくしつこく聞いて)

…ま、とりあえず急いで来たから疲れてるだろうしゆっくり行くか。(安堵してる相手を見ると自分も自然に心が落ち着いてきて、疲れてるであろう相手に気を遣いながら並ぶようにゆっくりと歩いて。顔を真っ赤にして効いてくる相手に「大丈夫だって、寧ろ全然可愛い位だ……って」と無意識にぽろっと出た本音に口を塞いでしまい)

大丈夫。いつも訓練してるからな…！(少しどや顔をしながら笑顔を見せて上記を述べ。内心、自分に合わせてゆっくり歩いてくれている相手に申し訳ないと思いながらも優しい人だなとまた好きな所が増えていって。相手の本音にさらに顔を真っ赤にして「か、か、可愛い…？」と恥ずかしさのあまり混乱し)

…だよな、それでも疲れた時はちゃんと休まないとだからな。(相変わらずの相手の様子に苦笑いを見せては人差し指を立てて、普段やる気のない自分に言い聞かせるように上記を言って。つい本音が出てしまったことを後悔しながら頭抱えて「今のなし…ってことには出来ないか」と相手の様子をちら見して呟き)

うーん、わかったよ。(休むことに対し少し納得いかないが言われた相手がシキなので表面上ではわかったと言い。自分の中では先程の言葉をなしにするなんてもったいないような気がして「正直、嬉しかったし…な、なしにするのは無理って言ったら…？」と様子を伺うように尋ねて)

まあ…それはともかく、まず軍隊の見学だっけ…許可はとってあるからな。(相手が分かったと言うので此方も納得しては話を切り換えて懐から地図を取り出せば、軍隊の見学についての許可はとってあると告げて。嬉しいと言う相手に思わずドキッとすると、「別にいいけど…恥ずかしいけどな」と頬を掻きながら呟いて)

おう！楽しみだな…(許可はとってあると聞いてテンションが上がったのか元気よく返事をし思わず笑みを溢しながら上記を呟き。なしにしなくてもいいと言ってくれた相手に対し「そうか。じゃあ、なしにしない…」と聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言って)

親父にとっては普段軍人に興味ない俺に見学したいって言われて嬉しいんだろうな……そういや、リゼの親父さんも軍人なんだっけ。(笑みを浮かべて喜ぶ相手を微笑ましそうに微笑浮かべては昨日の父親とのやり取りを思い出すと、唐突に相手の親について聞いて。「…？でも、やっぱこんな華やかなリゼと歩いてちゃ俺は不釣り合いかもな」と相手の言葉が聞こえず、首を傾げるも改めて見た相手の姿に苦笑洩らして)

そーだ。だけど、私のお父さんは見学なんて許可してくれないだろうな…（上記を呟くと苦笑いして。「わ、私が華やかだとっ？しかも、不釣り合いなんて…シキは十分、その、か、かっこいいと思うぞ…」と後半は声を小さくしながら顔が真っ赤になるのを隠すように俯いて言って）

リゼの親父さんってそんな厳しい人なのか…？(相手の言葉を聞く限り父親は厳しいんだろうなと思いつつも、上記のように尋ねて。遠慮する相手に「俺は華やかだと思うかな…その証拠に割と目立ってるし。そ、そうか…？ありがとな」と華やかさを主張するように周りの視線を指差しつつ、格好いいと言われて何故か無意識に頭を撫でてしまい)

そ、そうだな…(相手の質問に答えればいきなり相手に頭を撫でられ驚きのあまりﾋﾞｸﾘと肩を震わせ一瞬動きが固まり。我にかえりやはり撫でられていると確信すると「し、シキ…頭…」と顔を真っ赤にしながら相手の方を見て消え入りそうな声で言って)

あっ…悪い、つい無意識でやっちまった。(手に感触がすると思えば相手の頭にいつの間にか手を乗せていて、指摘されて初めて気付けばさっと急いで手を退いて。気まずい雰囲気に目を伏せて何とか話題を逸らそうと丁度着いた軍の基地を指差して「ほ、ほら着いたっぽいぞ」と言って)

いや、別に謝るほどでもない。無意識か…ならしょうがないな…？(正直、頭を撫でられこの上なく嬉しかったがそれを素直に言うこともなくよそよそしく上記を述べて。相手の言葉を聞き前を見ると憧れの軍の基地があり目を輝かせて「ほ、本当だっ…かっこいい、な…！」と興奮した様子で言って)

いや、ほんとすまん……。(許されているにも関わらずやはり勝手にやったのに罪悪感があるのか後悔しながら項垂れるように上記を述べて。興奮している相手を見て来て良かったと思いつつも、自分も少し期待していて、「じゃあ、入るか」と言った後に入口にいる隊員に話をつけて中に入ろうとして)

ああっ！もうっ、嬉しいかったから謝るなっ…！(未だに謝っている相手を見ていられなかったのかかなり恥ずかしいことを大声で言ってしまい。中に入ると聞いて「うんっ、そうだな…」と嬉しさのあまり笑みが溢れつつ言って)

嬉しかった…？あ、ああ…そう言うなら謝るのはやめとく。(相手の言葉に思わず耳を疑うも、気のせいだろうと一人で納得しては上記のように頷いて。中に入れば、「意外と広いんだな…」と思っていたより広い点に感嘆を溢して)

うむ、謝るな。…まず、何処から見ようか？(相手が謝るのをやめ、自分の気持ちもわかってくれたので安堵して。相手の言葉通り辺りを見渡せば、予想以上に広い場所だったので早く見ないと日が暮れると思い急かすように上記を述べ)

そうだな、まずは訓練場とかか？って言っても射撃場とか野外とか色々あるな…。(なるべく急ぐように最初に行く場所は何処かと考えれば、先ず出たのが訓練場であるが、訓練場と言っても様々な種類があることから何処へ行けばいいのかと腕を組みながら悩んで)

(/上げておきますね)