匿名主 2015-02-01 01:02:07 |
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___ … 侑…。
(気づいていた。初めてその事を知ると驚きの表情が混じる。そしてそれと共に邪魔をしなかった相手の行為に、何故かこんな時に呆れた感情が込み上げ自然と溜め息が出て。きっとこいつは沙耶が決める事だなんだと言って、自分の感情を押し殺したのだろう。そう思うと相手の保護者心にはどうしても心底呆れてしまう。自分でも何故こんな時にそういった感情が湧き出るのか分からず、内心困惑していた。前にもこんな事があったからだろうか。「…悪い。今日はもうサボる。…それと、侑。俺は決めた。必ずこの手で…犯人を捕まえる。」一緒に背負うと言ってくれた相手に、それ以上の返事はせずに席を立つ事を告げる。相手の心情は知ってか知らずか決意を語るとそのまま教室の扉の方へと歩いていく。クラス全員から注がれる視線を全て無視すれば、その場を去ろうと扉に手をかけて
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