社長 2015-01-27 17:18:54 |
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>>青沼さん
そんな、…。
私は、できることをしているだけですから。
( ふる、と首を横に振れば艶のある黒髪がさらりと揺れて。彼は自分のファンの怒られてしまいそうだというけれど、きっと自分のファンは怒るどころかよくやったと褒めてくれるだろうとぼんやりと考える。だって彼はこんなところで消えていい人ではないから。「 はい、無理せず頑張ってください。 」といつもの無表情では怖いだろうかとにこ、と口元だけで微笑めばリハーサル室へと戻る彼の背中を見つめて。本当にこれだけの量でリハーサルが乗り切れるのだろうかと改めてお弁当箱を見下ろして心配になってしまう。男性アイドルというのはよほどイレギュラーがない限り激しいダンスを求められる傾向にある。量が食べられないのなら質(エネルギー量)で勝負していくしかないな…と改めて方針を固めてはさっとお弁当を片付けて自分も仕事へ向かい。 )
( / 場面転換お願いいたします。 )
>>緑原さん
「 それにしても珍しい組み合わせねえ、突然どうしたの? 」
( 基本的に碧唯はメイクをされている最中は喋ることがないのか集中をしてるのか、メイクの工程によって瞳を開閉したりと小さな動きをするのみで室内にはメイク担当の女性の声のみが響いて。のんびりとした口調に反してその手元は止めることなくどんどんと碧唯の顔にメイクを施しており。「 現場にかっこいい子がいると花があるわねえ 」なんてくすくすと女性が笑いながら彼を振り返れば、馨真くんもメイクしていく?なんて軽口を飛ばして。 )
>>翠ちゃん
!!!
( 彼女の言葉にきゅん。とあっさりと碧唯の心はオチてしまう。こちらをまっすぐに見つめる鋭くも穏やかな色と優しさを同居させた瞳にうっかり貫かれてしまった碧唯はぽぽぽ、とだんだんと薄紅色に染まっていく頬を両手でそっと抑えながら「 わ、私も大好き…。 」とめろめろふにゃふにゃ答えて。こんなに格好良くてずるい返しあるの…?これは確かに初恋キラーだしガチ恋量産機だ…盗まれてしまう…と得意の情報収集(エゴサーチ)で得た彼女の呼び名たちに妙に納得をしてしまえばどきどきとどうしようもなくときめいてしまう心臓の音を無視することもできる訳がなく、ただただ彼女の言葉に翻弄されてしまうばかりで。 )
>>湯端さん
ふふ。…さらさら。
( もちろん彼が目を覚ましたことなど知る由もない鈍感な碧唯はそのまま彼の頭を撫でたりと楽しそうに過ごしており。家庭柄男の人に抱きしめられたことなど滅多にないのでドキドキしていることには違いないのだが、その奥でじんわりと温かい気持ちが沸き上がり不思議と彼の腕の中は落ち着く。…と、せっかくならば他の人の目があったり彼が起きていたりしたら(マァ実際起きているのだが)絶対にできないということをしてしまおうと小さな悪戯心が芽生えれば、彼にすり、と甘えるように体を寄せたあと小さな声で「 ── …椎名さん、 」と下の名前を呼んだあと恥ずかしそうにまたうふうふ笑って。 )
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