DIO 2015-01-11 19:00:32 |
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フン、貴様にしては嬉しいことをいってくれるじゃあないか。このDIOがいる限り旅路はきっと素晴らしいものになるだろう。私が照れるだと?おかしな話もあるのだな、寝言は寝てからいうのだ承太郎よ。(意味深な言葉をかけられ真意こそ読み取れなかったものの己を喜ばすには十分で、鼻高々に案内してやるとばかりにドンと胸を叩いてみせ。察しのいい相手に図星をつかれれば苦し紛れな誤魔化しでどうにか乗り切ろうと試み)
嬉しいんだな(相手の言葉が素直すぎて、口からポロッと本音が漏れてしまい)
そうなる事を、願うぜ(鼻で笑いながら、相手を見て)
(図星だとわかったが、まぁいいかと思い)
俺に入れて欲しい、荷物はなんだ?(相手の鞄に目を向けながら)
多少は、な。自惚れるんじゃあないぞ。入り切らなかったのはこれだ!(一つの単語だけを拾われ何ともいえないむず痒い気持ちになり、素直に言ってしまったことを若干後悔しては一応と念を押しておき。無造作に床へと置かれた部屋着と扇子、日傘を両手に抱えると張りのいい声と共に相手に見せて)
わかってるよ(嬉しそうに笑いながら)
こんだけか?(自分は着替え以外持っていく気は初めから無かったので、相手のこんだけの物なら余裕で入って)
ああ、それだけだ。私のケースには入らんみたいだからな、貴様に託したぞ。おお…!(笑うな、とでも言いたげに相手を肘で軽く小突きつつ。溢れてしまった荷物をまとめて相手の両手に持たせてやりすっきりしたように頷けば、漸くきっちりと閉まるケースに感嘆の声もらして)
考えて入れろよな(ため息をつきながら相手の荷物を持ち)
じゃあ準備してくるな(相手の部屋から出ていき自分の部屋に戻り、スーツケースを出して準備をしだして)
いくらこのDIOが準備を終えたといっても出発は明後日なのだから、ゆっくりするといい。(自室へと戻ろうとする相手の去り際に労いにも似た言葉をかけて。することのなくなった今の状況は再び暇を持て余すことになりそうで、それならばいっそ外出でもしてしまおうかと浮ついた気分で縁側へと足を運び。暗闇に一点だけぽつりと妖しく光る月に見惚れて結局はその場に座ると、冷たい夜風に吹かれながら瞳を閉じて)
(相手の言葉は聞こえていたが、何も返さずスーツケースに着替えを入れ初めてDIOのは後で入れればいいよなと思い、楽しみついつい笑みがこぼれて)
…なあ、友よ聞いてくれ。お前の体を奪ってからたくさんの出来事があった。スタンド能力にも目覚めた。承太郎との死闘の後に何故だか空条の家に住むことになった。穏やかなのは嫌いじゃあない。しかしだな、このDIOともあろう者が時々平穏すぎて不安になることがあるのだ。おかしくて笑ってしまうだろう?(静寂に包まれたこの空間にいると、吐き出したくても言葉にできなかった思いが自然と音として発され。かつて競い合った存在の者に向けて語りかけながら指先で月の形をなぞり、帰ってくるはずもないその問いかけは風の音で掻き消されていき)
(相手の荷物もつめおわり)
エジプトに旅行か…
いろいろあったな(懐かしむように、目をとじでDIOとの戦いまで、戦いのことを思いだし)
今は平和だな(つくづくそう感じて)
私は本当にここにいてもいいのだろうか、意義すらもよく分からない。奴といると感覚が狂うのだ。…承太郎。(思い返せば己が生かされていることでさえあり得ないことなのだが、一つとして疑問にさえ思わなかったことにやや自虐的に口端からは失笑が漏れ出て。不意に襲われる寂しさに耐え切れず、特別離れた場所にいるわけでもないのに不思議と相手の名前を呟いて)
(今思い返せば、なぜ俺はDIOを生かしたんだろう?理由は今はわからないがなんとなくいつかわかる気がするぜ。それにボーッとしてるときはすぐにDIOのことを考えちまう、どうしてだ?でも一つだけわかるのはあいつはここに来てから代わったが、いい方にも悪い方にもかわったと思うぜ)
フフ、私の考えすぎか。今宵はもう眠りにつくとしよう。(倦怠感を振り払うようにくしゃりと乱雑に前髪を掻き上げ大きく深呼吸すると、おもむろに立ち上がり。月を背にして緩慢な動きで自室へと戻り、なだれ込むように布団へと倒れれば睡魔に引き寄せられるまま眠りについて)
(/展開相談ですがこの後どうしましょう。ソロルがあまり好きではないので、旅行の日の早朝まですっ飛ばしましょうか?←)
(考えてると胸がモヤモヤするので、寝ようと思いベッドにだいぶして睡魔に襲われて、目を閉じてぐっすりと寝ていき)
(お願いします!)
…!しまった、もうこんな時間ではないか。こうしちゃあいられん。承太郎、朝だぞ!(遠足前の子供のように昨夜は遅くまで眠れずにいたせいで出発予定の時間よりも少し遅く起きてしまい。時計を見た瞬間ぼんやりとしていた意識は急速に覚醒していき、寝癖もそのままに飛び起きると枕元に置いていた対日光用のマントを頭まですっぽりと被り。サングラスを装着した後にキャリーケースを持って勢いよく襖を開ければ、相手の部屋の前まで急いで向かい声をかけて)
起きてるよ(いつものように学ランを着ていて、DIOを見てパンを食べながら荷物をもち)
朝飯ぐらい食えよ(相手の口にパンをいれて)
じゃあいくか(相手の荷物も持ちながら)
なんだその余裕な感じは!私は寝坊したというのに、貴様のくせに生意気…ッんぐ。日本の空港はよう分からんのだ、置いて行くんじゃあないぞ。(一人焦っていたのがおかしく感じてしまうくらい相手の時間はゆっくりと流れていたようで。文句の一つでも言ってやろうかと口を開いたところにパンを詰められてしまえば、言いたいことはあったものの結果的にその言葉は飲み込まれてしまい。頼まずとも己の荷物を持ってくれる気の利きように思わず口元が緩んでは、隠すようにマントを口まで引き上げつつ後ろをついて行き)
空港まではおじいちゃんが送ってくれるから、大丈夫だろ
ほっていく気もねぇしな(焦っている相手を見ては、笑いがこらえられなくて吹き出してしまい)
ほお?ジョセフが車を運転してくれるのか。しかし、随分と移動が便利になったものだな。よろしく頼むぞ、ジョナサンの孫よ。(感心にも似た声を漏らし分かりやすく驚いた表情になれば感慨深そうにぽつりと本音呟き。先に車のエンジンをかけて待っているジョセフのもとまで歩み寄って助手席のドアを開けるとその上にドカッと座り、不慣れながらもシートベルトを装着して)
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