主 2014-12-14 21:50:23 |
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てめ…、何笑ってんだヨ!!(相手の表情が変わったのがわかると勘違いだったのか、と恥ずかしくなり口ではそう言うも、内心ほっとしていてやはり彼には笑っていてほしいとしみじみ思って。「こんなダッセェカチューシャ似合うのはお前だけだから大丈夫だヨー」相手の腕をガシッと掴むと、相手の発言にイラッときていたのか此方も煽るようなことをつらつらと言い放ち。「チッ…俺はァ、お前が好きな物を…、……携帯鳴ってるヨ」お前が好きな物をもっと知りたいだけ、と言いたかったが突然鳴った携帯の着信音のせいで遮られまたも舌打ちをして。きっとまた彼の大好きなライバルからだろう、と悟ると眉間に皺を寄せて。顔をぐい、と近付けると相手の怯えた様子にチクリ、と心が痛むのがわかって。「俺がなァに?……ハッ、ほらみろよ…いま俺のこと最低な奴だと思ってんだろ?…俺はお前に汚ねェ感情抱いてんだよ」自分はこんなこと言いたいわけではないのに、と思ったのも時すでに遅し。口から出てきてしまう言葉は1番言いたくない相手に全て吐き出してしまい。「…これで終わり。もうお前には関わらねェから安心しろ、……ごめんネ」そっと離れるとくるりと背を向けて小さな声で謝り早くここから出るんだ、と急ぐように扉を目指し早歩きし始め。「ッセ!礼とかきめェんだよばーか」後ろを振り向かずに歩きながら照れ隠しに言い放ち)
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